のほほん、おきらく日記

おきらくなことを書きます

2019-01-01から1年間の記事一覧

夫の墓には入りません

■「夫の墓には入りません、垣谷美雨、中公文庫」 ■夫が亡くなった後で起こる様々な出来事を描いたもの 出張先で夫が亡くなった 残りの人生を自由に暮らせるかと思っていたら、 決してそうではなかった... 結婚とは、家と家との繋がり(しがらみ)、 ということ…

トッカンvs勤労商工会

■「トッカンvs勤労商工会、高殿円、早川書房」 ■悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえる特別国税徴収官のお話 自分の上司が担当していた男性が自殺する事件が発生した 亡くなった男性の妻が、厳しい取り立てが原因で自殺したと思いこみ、 上司を訴えること…

Googleの哲学

■「Googleの哲学、牧野武文、だいわ文庫」 ■「Google」はこんな考えで運営していますよ、という話 非常にシンプルではっきりした考えのもと運営されている ・世界中の情報を整理する ・世界中の人々がその情報にアクセスできるようにする また、当たり前だが…

カズ語録

■「カズ語録、三浦知良、PHP文庫」 ■Jリーグ現役最年長で頑張るカズ選手の言葉を集めたもの いい時も、悪い時も経験してきている人の言葉だけに、 言葉に重みがあり、はっとさせられることが多い ・自分をどんどん変化させていくことが大切 ・自分を助けられ…

パクる技術

■「パクる技術、斎藤広達、ゴマ文庫」 ■「パクる」は立派な戦略だ、というコンサルタントの話 「パクる」(まねる、参考にする)はそんなに悪いことではなく、 成功する可能性を上げることができる、 とても有効な方法なんだよ、という考え方 少し前の本だった…

「時間がないから」なんでもできる

■「「時間がないから」なんでもできる、吉田穂波、サンマーク出版」 ■仕事も育児もしながら留学の勉強をする女医さんの話 「やってみたい」と思うことがあれば、 「時間がない」を「言い訳」にしないで、 とりあえずやってみよう、という内容 ・とにかくやっ…

サラリーマン芸人

■「サラリーマン芸人、竜兵会、双葉文庫」 ■芸能界で有名な「竜兵会」を紹介した本 「竜兵会」を会社に見立ててメンバーを紹介 まったく期待していなかったが、 意外におもしろかった 芸人の本ということもあり、 ハチャメチャに表現されているが、 それぞれ…

誘拐の果実

■「誘拐の果実、真保裕一、集英社文庫」 ■誘拐の「真の目的」わかりますか? 医者の娘を誘拐したという連絡が入った 犯人の要求は、ある患者を殺せ、というものだった また、別の個所で第二の誘拐事件が発生した 捜査を進めていくと、 2つの誘拐事件に共通点…

職場の問題地図

■「職場の問題地図、沢渡あまね、技術評論社」 ■職場での問題は、だいたいこんな感じじゃない? たぶんほとんどの会社で 当てはまる職場で発生する様々な問題を紹介 仕事の効率化、改善のための本 解決例もいくつか紹介していて 参考になることも多い ただ、…

幸せになるにはルールがある

■「幸せになるにはルールがある、秋元康、講談社文庫」 ■「自分」を大切にしていますか? 女性向け(主に恋愛)の本となっているようだが、 一般的な自己啓発の本と思って問題ない ・他人の目を気にしないこと ・行動すること ・自分のやりたいことをやること …

使命と魂のリミット

■「使命と魂のリミット、東野圭吾、角川文庫」 ■あなたは、本当に信じていますか? 病院に医療事故に関係した脅迫状が送られてきた 「いたずら」かと思っていたが、 そうではないことが判明した 果たして、犯人の目的は一体何なのだろうか 大切な人がなくなっ…

オドオドの頃を過ぎても

■「オドオドの頃を過ぎても、阿川佐和子、新潮文庫」 ■作者の親しみやすさの秘密とは... どのようにして、 オドオドしながらも「インタビューの達人」の域に、 上りつめたかが、垣間見える本 相手の懐に入ることのうまさと、 失敗しても後に引きずらない気持…

老後の資金がありません

■「老後の資金がありません、垣谷美雨、中公文庫」 ■結婚式、葬式、世の中は金がかかるものなのです... 娘の「派手な」結婚式に大金を払い、 世間体のために、親の「豪華な」葬式を行い、 いよいよお金が無くなってしまった 結婚した娘や、姑、兄嫁との確執…

となり町戦争

■「となり町戦争、三崎亜記、集英社文庫」 ■もし、自分の町で戦争が始まったら、どうします? ある日、「となり町と戦争がはじまります」というお知らせが来た そして、戦争への「任命」の書類が役所から届けられ 主人公はよくわからないまま、戦争に参加する…

王妃の館(下)

■「王妃の館(下)、浅田次郎、集英社文庫」 ■王妃の館にいらっしゃい後編 様々な問題を抱えた人たちが、 王妃の館と言われる フランスの超高級ホテルに泊まり、 お互いの秘密を知ることに... 昔話をはさみながら、 各登場人物の話が展開されるのだが、 無理や…

働く力を君に

■「働く力を君に、鈴木敏文、講談社」 ■超有名な元セブンイレブンCEOの自己啓発の本 仕事に対して、なんとなく不安や不満のある人に 考え方のヒントを教えている自己啓発の本 主な内容は以下の通り ・本当にそうだろうか ・自分で考えることの大切さ ・消費…

完全なる首長竜の日

■「完全なる首長竜の日、乾緑郎、宝島社」 ■いったい何が現実なのか... 最新の医療機器を使い、 植物人間になってしまった弟と、 コミュニケーションを試みる主人公だったが... とにかく、不思議な感じがした どこまでが現実で、どこまでが非現実なのか... …

王妃の館(上)

■「王妃の館(上)、浅田次郎、集英社文庫」 ■王妃の館にいらっしゃい 様々な問題を抱えた人たちが、 王妃の館と言われる、 フランスの超高級ホテルに泊まることに... 登場人物がたくさん出てくるのだが、 小説でしかありえない関係性で、 なんでもありのよう…

眠れないほどおもしろい源氏物語

■「眠れないほどおもしろい源氏物語、板野博行、三笠書房」 ■源氏物語はこんな感じですよ、という入門書 とっつきにくい印象のある古典を 漫画を交えて、わかりやすく説明していて、 源氏物語の入門書としてはいいと感じた 特に複雑な登場人物の関係性などが…

ザ・ラストバンカー

■「ザ・ラストバンカー、西川善文、講談社文庫」 ■元三井住友銀行頭取、元日本郵政社長であった作者の回顧録 取引先の巨額の不良債権、 バブルの後始末、 銀行に対しての厳しい風当たり、 郵政民営化の政治家の抵抗... 若干難しい内容だが、十分楽しめた本 …

新源氏物語(上)

■「新源氏物語(上)、田辺聖子、新潮文庫」 ■源氏物語を、現代語に解釈したもの 美しさ、知性、身分の高さを兼ね備えた主人公の光源氏は、 現代であれば、 捕まってしまうであろう行為を駆使して、 世の女性たちをメロメロにしてしまうのだった いつの世も「…

宝くじが当たったら

■「宝くじが当たったら、安藤祐介、講談社文庫」 ■宝くじに当たったけど、本当に幸せなのか? 2億円の宝くじに当たった主人公 家族に報告したところ、 そこから、親戚、友人、SNS、 怪しい団体に知れ渡ることになり... お金の素晴らしさ、恐ろしさ、 人間の欲…

これは経費で落ちません

■「これは経費で落ちません、青木祐子、集英社」 ■私「イーブン」です 経理部で働くOLの主人公は、 過不足ない状態「イーブン」をモットーとして 働いていた そんな中、主人公の気持ちをざわつかせる、 ちょっとした出来事、事件が発生するのだった ものすご…

急いではいけない

■「急いではいけない、イビチャ・オシム、ベスト新書」 ■すぐにはサッカーは強くならないよ 元日本代表監督のサッカー感を書いたもの 選手、監督コーチ、チーム、日本代表、について... 強くするには、時間がかかるし、人材も必要 そのための周りのサポート…

團十郎の歌舞伎案内

■「團十郎の歌舞伎案内、12代目市川團十郎、PHP新書」 ■歌舞伎はこういうものですよ、という入門書 日本人でも、知っているようで、よく知らない歌舞伎の世界 いつ頃からあるのか、 演目はなにがあるのか、 なぜ、團十郎を襲名するのか... 基本的なことがざ…

50代から始める知的生活術

■「50代から始める知的生活術、外山滋比古、だいわ文庫」 ■50歳を過ぎたら、いろんなことに目を向けようよ 50歳を過ぎたら、仕事一筋ではなく、 健康、お金、人付き合い、趣味など、 自分の人生を充実させることを考えよう エッセイ風になっているため、 内…

新人OLひなたと学ぶ、どんな会社でも評価される、トヨタのPDCA

■「新人OLひなたと学ぶ、どんな会社でも評価される、トヨタのPDCA、原マサヒコ、あさ出版」 ■トヨタのPDCAは、わかりやすくすると、こんな感じだよ PDCAを行えば、 正しい考え方を身につけられ、 結果的に会社での評価も上がるよ、 ということを、小説形式で…

この胸いっぱいの愛を

■「この胸いっぱいの愛を、梶尾真治、小学館文庫」 ■約束だぞ、絶対に飛行機には乗るなよ 飛行機に乗ったところ、 なぜか、自分の少年時代にタイムスリップしまった 主人公は、混乱しつつも、 少年時代のある心残りを思い出したのだった もしあの時やり直せ…

輝く夜

■「輝く夜、百田尚樹、講談社文庫」 ■クリスマスだから、こんなことがあってもいいよね クリスマスにまつわる5つの短編集 若干、きれいにまとめた感があるが、 十分おもしろい内容 作者のファンタジー(?)の作品を あまり読んだことなかったので、 ちょっと意…

ビブリア古書堂の事件手帖、扉子と不思議な客人たち

■「ビブリア古書堂の事件手帖、扉子と不思議な客人たち、三上延、メディアワークス文庫」 ■お父さんの本は見つかった? ビブリアシリーズの続編(?) 主人公の娘、扉子に、 本にまつわる話を聞かせるという構成 全4編で、話自体も短く読みやすい あまりマニアッ…