のほほん、おきらく日記

おきらくなことを書きます

となり町戦争

■「となり町戦争、三崎亜記集英社文庫

 

■もし、自分の町で戦争が始まったら、どうします?

 

ある日、「となり町と戦争がはじまります」というお知らせが来た

そして、戦争への「任命」の書類が役所から届けられ

主人公はよくわからないまま、戦争に参加することになるのであった

 

となり町と「役所の正式な手続きを経た戦争」を行うという、

今までにない視点で描かれた作品

 

主人公は、何のために戦争をしているのか、

そして、自分の任務がなんなのかさえも、よくわからない

ただ、自分の知らないところで、

確実に人がなくなっているという事実だけを知ることになる

 

本当の戦争ももしかしたらそうなのかもしれない

末端の人は、なんにも知らないのかもしれない...

 

ストーリーは淡々としているのだが、

読後、少し怖いと感じた

 

■オススメ度:☆☆☆☆