のほほん、おきらく日記

おきらくなことを書きます

團十郎の歌舞伎案内

■「團十郎の歌舞伎案内、12代目市川團十郎、PHP新書」 ■歌舞伎はこういうものですよ、という入門書 日本人でも、知っているようで、よく知らない歌舞伎の世界 いつ頃からあるのか、 演目はなにがあるのか、 なぜ、團十郎を襲名するのか... 基本的なことがざ…

50代から始める知的生活術

■「50代から始める知的生活術、外山滋比古、だいわ文庫」 ■50歳を過ぎたら、いろんなことに目を向けようよ 50歳を過ぎたら、仕事一筋ではなく、 健康、お金、人付き合い、趣味など、 自分の人生を充実させることを考えよう エッセイ風になっているため、 内…

新人OLひなたと学ぶ、どんな会社でも評価される、トヨタのPDCA

■「新人OLひなたと学ぶ、どんな会社でも評価される、トヨタのPDCA、原マサヒコ、あさ出版」 ■トヨタのPDCAは、わかりやすくすると、こんな感じだよ PDCAを行えば、 正しい考え方を身につけられ、 結果的に会社での評価も上がるよ、 ということを、小説形式で…

この胸いっぱいの愛を

■「この胸いっぱいの愛を、梶尾真治、小学館文庫」 ■約束だぞ、絶対に飛行機には乗るなよ 飛行機に乗ったところ、 なぜか、自分の少年時代にタイムスリップしまった 主人公は、混乱しつつも、 少年時代のある心残りを思い出したのだった もしあの時やり直せ…

輝く夜

■「輝く夜、百田尚樹、講談社文庫」 ■クリスマスだから、こんなことがあってもいいよね クリスマスにまつわる5つの短編集 若干、きれいにまとめた感があるが、 十分おもしろい内容 作者のファンタジー(?)の作品を あまり読んだことなかったので、 ちょっと意…

ビブリア古書堂の事件手帖、扉子と不思議な客人たち

■「ビブリア古書堂の事件手帖、扉子と不思議な客人たち、三上延、メディアワークス文庫」 ■お父さんの本は見つかった? ビブリアシリーズの続編(?) 主人公の娘、扉子に、 本にまつわる話を聞かせるという構成 全4編で、話自体も短く読みやすい あまりマニアッ…

学生街の殺人

■「学生街の殺人、東野圭吾、講談社文庫」 ■罪の意識ありますか? 殺人事件が発生した その事件を調べていくと、また殺人事件が発生した さらに調べていくと、 ある数年前の交通事故が浮かび上がってきた 罪の意識を捨てるのは難しい、ということか... 強烈な…

お前なんかもう死んでいる

■「お前なんかもう死んでいる、有吉弘行、双葉文庫」 ■売れてるからって調子に乗るなよ 猿岩石で一発当てた作者が、 それ以降急速に売れなくなり、 どん底を見た時のことを書いた本 おもしろおかしく書いているところが多いが、 非常に参考になるところが多…

ブレイブメス1990

■「ブレイブメス1990、海堂尊、講談社文庫」 ■オレとの賭けに勝ったら手術をしてもいいぜ 破天荒な天才心臓外科医がモナコからやってきた その外科医は腕は抜群だったのだが、 ある条件を満たさないと手術を受けない主義だった その条件とは... 暗くて重いイ…

カーネギー自伝

■「カーネギー自伝、アンドリュー・カーネギー、中公文庫」 ■鉄鋼王カーネギーの自伝 カーネギーがいかにして、 アメリカンドリームを実現したのかが書かれた本 国や時代が異なっても、 大成した人には、意外にも共通していることがあると感じた ・小さな仕…

日本覚醒、そろそろ自虐はやめて目覚めませんか?

■「日本覚醒、そろそろ自虐はやめて目覚めませんか?、ケント・ギルバート、宝島社」 ■日本はすごくいい国ということに気づいてね 日本の置かれている状況を、 作者ならではの視点で鋭く指摘している本 すべてその通りとは思わないが、 納得させられることが…

しんがり、山一證券 最後の12人

■「しんがり、山一證券 最後の12人、清武英利、講談社」 ■俺は「なぜこの会社が破綻したのか」を知りたいんだ 証券の用語の難しさをクリアできるのであれば、 文句なしに面白い ノンフィクションということに驚かされた 「会社のため」と言い訳をして犯罪ま…

貧困女子のリアル

■「貧困女子のリアル、沢木文、小学館新書」 ■平穏な暮らしはいつになったらできるの? 家族問題、借金、ワーキングプア... 様々な問題を抱えて、 厳しい現実を生きている女性達を紹介 厳しい状況ではあるが、 抜け出す方法はあるような気もしたが... 真剣に…

必要のない人

■「必要のない人、内館牧子、角川文庫」 ■私は必要ない人なのかな うまく行っているように見えてそうでない人、 昔の恋人に会い、復縁を迫られ戸惑う人、 夫の浮気に気づいてしまう人... 読んでいて少しへこんでしまうかもしれない内容 「夏を抱く人」がオス…

エロスのお作法

■「エロスのお作法、壇蜜、だいわ文庫」 ■あなたは男性からどう見られてますか? 変な駆け引きとかではなく、 男性には、こう接すればいいかもしれませんよ という作者ならではの視点で書かれた本 男性の喜びそうなことの記述など、 目の付け所がいいなと感じ…

神様のカルテ2

■「神様のカルテ2、夏川草介、小学館文庫」 ■医者の仕事とは一体、なんなのだろうか 病院に自分の同期の医者が赴任してきた 信頼できる医者だったので安心していたが、 現場での評判は決して良いものではなかった... 不眠不休の激務をこなし、 自分の家族よ…

探し物は恋なんです

■「探し物は恋なんです、白石まみ、徳間書店」 ■恋愛風ではない本当の恋がしたい 人から見ると、 仕事もプライベートも上手くいっているように見えるが、 実はそうではない、という女性達を描いた本 他人から、相手から、どう見られるか、ばかり気になり、 …

挑む力、桑田真澄の生き方

■「挑む力、桑田真澄の生き方、桑田真澄、集英社文庫」 ■私は野球が好きです 高校野球、プロ野球、そしてメジャーリーグ挑戦、 その後、大学院で勉強と、波乱の人生を送っている 作者の野球観について書かれている本 年齢ではなく結果が重要な世界、 根性論…

サンブンノイチ

■「サンブンノイチ、木下半太、角川文庫」 ■俺は誰を信じればいいのか? 金に困った3人の男が銀行強盗を行った 分け前を1/3にしようとした際に、ある問題が発生した... おもしろい!! 人間くさい部分がモロに出ている作品 信じること、疑うこと、裏切ること、…

ナナメの夕暮れ

■「ナナメの夕暮れ、若林正恭、文藝春秋」 ■自分の答え、を見つけられたのだろうか 誰かに認めてもらいたい、 が、認められても、 なんとなく居場所が違う気がする 自分の答えはこれであっているのだろうか... 共感できる箇所が多く、 特に「だいたいわかっ…

星を継ぐもの

■「星を継ぐもの、J・P・ホーガン、創元SF文庫」 ■こいつは一体何者なんだ 月面で、地球人に良く似た死体を発見した 詳しく調査してみると、それは5万年前に亡くなったものだった 信じられないものに対しての驚き、好奇心、 そして、それをどう解釈していく…

神様のカルテ3

■「神様のカルテ3、夏川草介、小学館文庫」 ■医師としての覚悟とは? 日々進歩し続ける医療現場の過酷さ、 最善を尽くしても救えない命、 命に対する覚悟、 人間の弱さ、温かさ... そして最後に、主人公が出した答えとは? こんな奥さんがいたらなー オススメ…

神様の裏の顔

■「神様の裏の顔、藤崎翔、角川文庫」 ■えっ、まさか、そんな人だったなんて... 誰からも愛されていた教師が亡くなった 葬式の際に、故人の話をしていると、意外な事実が... 途中から、信頼から疑惑に変わっていく 人間の心の変化の描写がとてもおもしろい …

ミッキーマウスの憂鬱

■「ミッキーマウスの憂鬱、松岡圭祐、新潮文庫」 ■夢の国って大変だ 夢と希望を持って、 ディズニーランドで仕事をすることになった主人公 しかし、実際の仕事は、けっして楽しいものではなかった そんななか、ある重大な事件が起こるのであった フィクショ…

職務質問、新宿歌舞伎町に蠢く人々

■「職務質問、新宿歌舞伎町に蠢く人々、高橋和義、幻冬舎アウトロー文庫」 ■おまわりさんはがんばっているよ 歌舞伎町には、 売春婦、女子高生、ヤクザ、外国人、いろいろな人が蠢いている そんな、ひと癖もふた癖もある人を相手にするから 歌舞伎町の警官は…

ビブリア古書堂の事件手帖7、栞子さんと果てない舞台

■「ビブリア古書堂の事件手帖7、栞子さんと果てない舞台、三上延、メディアワークス文庫」 ■ドラマや映画にもなった超有名な本の最終巻 主人公の元に、 シェイクスピアの古書の依頼が舞い込んできた ただ、その依頼には巧妙な罠が仕掛けられていた そして、…

日本人のしきたり

■「日本人のしきたり、飯倉晴武、青春出版社」 ■「門松」の意味って知ってますか? 日頃なにげなく行っている、 昔からある「行事、しきたり」などを紹介した本 なるほどそうだったのか、と思うことが多く、 地味に役に立つ本 日本人であるならば、 一度は読…

思い出のとき修理します

■「思い出のとき修理します、谷瑞恵、集英社文庫」 ■昔の頃のことって覚えていますか? 主人公の女性は、 心に傷を負い、 昔、住んでいた場所に逃げるようにして戻ってきた その町で出会った人達とのふれあいを通して、 少しずつ元気を取り戻していく、という…

地底旅行

■「地底旅行、ジュール・ヴェルヌ(窪田般彌訳)、東京創元社」 ■超ドキドキの地底への大冒険 鉱物学の教授が、珍しい古文書を手に入れた その古文書を解読してみると、 地球の中心へとつながる入り口が記されていた 教授は、古文書に記されている地底への冒険…

杏のふむふむ

■「杏のふむふむ、杏、ちくま文庫」 ■杏さんて素敵、と感じさせる本 子供の頃に感じたこと、 初めてモデルの仕事をしたこと、 いろいろな人との出会い... 作者が体験し、感じたことが書かれたエッセイ集 一日一日を大切に生きている人、ということを強く感じ…